ピエモンテ紀行、ご報告②
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 この度は長期休暇を戴き、3年振りのスタッフ研修へ行って来ました!
おかげさまでピエモンテ州の醍醐味を感じる大変有意義な研修でした。
少しずつですがご紹介していきます。

 よくお客様には「当店は北イタリア、ピエモンテ州主体のレストランです」とご説明す
るのですが、それはシェフの修業先がバローロ村だから。しかし、ピエモンテ州の中では
バローロ村やアルバはリグーリア州に近い南に位置します。地図上ではピエモンテは縦に
長いので、北はアルプスに近く牧歌的で、まだまだ手つかずな地域とか。
実はシェフも踏み入れていない地域だったので、今回はこの地を知る事もテーマでした。

2015年9月28日 北ピエモンテ、初上陸
 早朝アルバを出発し、ビエッラに到着したのは正午過ぎ。列車の乗換ごとに気温が下が
るので、まさに北へと移動しているのが体感できました。このビエッラを拠点に、北西の
「カレマ」(アオスタ州の境目!)と、北東の「ガッティナーラ」に行く計画です。
 
 ビエッラのB&Bにチェックインを済ませると、すぐさまカレマへ。
ネッビオーロ生産者共同醸造組合のカンティーナを見学。ここはカレマのワイン文化を守
るべく設立されましたが、組合員の多くは他の仕事との兼業も多いとか。
 しかしながら、この地のワイン愛は心打たれるものがあり、それはイタリアの中で5つ
しかないワインのプレシディオ(世界的に希少で、地域活性に繋がるもの)に選ばれてい
る事からも分かります。

 カンティーナの試飲で心地良くなった一行は酔冷ましに村を散策。少しグレーな建物が
この地独特な雰囲気を醸しています。屋根も所謂イタリア的なレンガ色ではなく石素材。
鱗のように連なっているのが特徴です。これは州境のアオスタでも見られます。

写真の葡萄はネッビオーロ。この品種は成熟が遅く、我々が行った時期はまだ沢山ぶら下
がっていました。この地の葡萄の仕立ては「棚田(ペルゴラ)」なのですが、それもまた
独特な景観でした。

村は本当に小さく、静かで穏やか。散歩中にこの地にお住まいの老夫婦とお話する機会が
あったのですが、旦那さんはカレマ出身。奥様は別の地からというので伺ってみたら、車
で10分の隣村出身でした…。生粋の北ピエモンテーゼ。我々が東京から来たと言うと、
目をまん丸くして「ずいぶんな所から来たね〜」とビックリ。それでも切々とこの地の事
や、見所を語ってくれるのです。そんな会話も小さな村ならではの事。
イタリアの街を行き尽くした方には是非お勧めしたいです。

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